長野県中野市で警察官2人を含む4人が殺害された事件で、青木政憲容疑者(31)=殺人容疑で逮捕=が警察官を銃撃した後も執拗(しつよう)に攻撃を加える様子が、乗車していたパトカーのドライブレコーダーに記録されていた。捜査関係者への取材でわかった。県警は、青木容疑者の関与を裏付けるものとして重視して解析を進めている。
捜査関係者によると、運転席には池内卓夫巡査部長(61)が、助手席には玉井良樹警部補(46)が座っていた。
25日午後4時37分のドライブレコーダーの記録では、青木容疑者はパトカーの運転席側に立ち、所持していた銃で窓の外から2発を発射。その後、パトカーの後ろ側から助手席側に回り込み、ドアを開けて外に避難しようとする玉井警部補を刃物で刺したとみられる。
運転手の池内巡査部長が負傷し、制御されなくなったパトカーはそのまま前進し、前方の建物に衝突。池内巡査部長がハンドルにもたれかかったことでクラクションが鳴りっぱなしの状態で停止した。玉井警部補は車外で倒れた状態で見つかったという。
ほぼ即死状態
2人とも即死に近い状態だっ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル